ランニングで膝の内側が痛い原因とは?歩行や階段で悪化する理由を解説

ランニングをしていると、膝の内側に違和感や痛みを感じることがあります。最初は「少し疲れているだけかな」と思っていても、階段の昇り降りや歩行でも痛みが出るようになると、不安になりますよね。

特に20〜50代の女性ランナーでは、「走ると膝の内側がズキッと痛む」「休むと少しマシになるけど再開するとまた痛い」という悩みが非常に多く見られます。整形外科で鵞足炎や半月板と言われても、湿布や電気だけでなかなか改善せず、「このまま走れなくなるのでは」と不安になる方も少なくありません。

武庫之荘駅前整骨院サキュレでは、こうした膝の痛みを単なる炎症としてではなく、「全身の動きのエラー」として評価しています。施術歴20年以上、8万回以上の臨床経験の中で見えてきたのは、膝だけを治療しても根本改善にはつながらないケースが非常に多いという事実です。

この記事では、ランニングによる膝の内側の痛みがなぜ起こるのか、そしてなぜ再発を繰り返すのかを、FJA理論と姿勢循環整体の視点からわかりやすく解説していきます。

ランニング中に膝の内側が痛くなるのはなぜ?

歩行や階段で悪化する人に多い特徴

膝の内側が痛くなる方には、いくつか共通した特徴があります。

特に多いのが、「走る量が増えた」「フォームを変えた」「久しぶりに運動を再開した」というケースです。最初はランニング中だけだった痛みが、徐々に歩行や階段でも出るようになります。

これは単純に“使いすぎ”だけが原因ではありません。身体は本来、股関節・膝・足首が連動して動くことで負担を分散しています。しかしどこかの動きが崩れると、膝の内側にストレスが集中してしまいます。

例えば、股関節がうまく使えず足だけで着地している方は、膝が内側にねじれるような動きになります。この状態が繰り返されることで、内側の組織に負担が蓄積していくのです。

実際に来院される患者さんでも、「最初は違和感だけだった」という方がほとんどです。しかし無理を続けることで、日常生活にも影響が出始めます。

膝の内側に負担が集中する身体の使い方

ランニング時の膝痛は、膝そのものより“全身の使い方”に問題があるケースが多くあります。

特に女性は、骨盤の構造上、膝が内側に入りやすい傾向があります。そこに姿勢の崩れや筋力バランスの問題が加わると、膝内側へのストレスが強くなります。

さらに重要なのが、筋肉だけではなく「神経」や「ファシア(筋膜)」の滑走性です。

FJA理論では、痛みを単なる筋肉の硬さではなく、「動きの中で起こる滑走障害」として考えます。筋肉や神経、ファシアは互いに滑り合いながら動いています。しかし繰り返し負荷がかかると、この滑走が悪くなり、動作のたびにストレスが発生します。

つまり、「膝が悪い」のではなく、「膝に負担が集中する動きになっている」ということです。

そのため、マッサージで一時的に楽になっても、身体の使い方が変わらなければ再発を繰り返してしまいます。

鵞足炎・半月板損傷と言われても改善しない理由

整形外科では、膝の内側痛に対して「鵞足炎」や「半月板損傷」と診断されることがあります。もちろん実際に炎症が起きているケースもあります。

しかし問題なのは、“なぜそこに負担が集中したのか”まで説明されないことです。

炎症は結果であって、本当の原因ではありません。

例えば、股関節の可動性低下や足首の硬さがあると、ランニング時の衝撃吸収がうまくできません。その結果、膝の内側に過剰なストレスが集まります。

さらに姿勢が崩れていると、重力バランスまで乱れます。身体は常に重力に適応しながら動いていますが、その軸がズレることで、特定部位だけに負担が偏るのです。

サキュレでは、「どこが痛いか」だけではなく、「なぜそこに負担が集まったのか」を重要視しています。

膝だけ治療しても改善しない本当の理由

原因は「膝」ではなく股関節や足首にあることが多い

膝の痛みで来院される方を評価すると、実際には股関節や足首に問題があるケースが非常に多く見られます。

例えば股関節が硬いと、本来そこで行うべき動きを膝が代償するようになります。すると膝にねじれや圧縮ストレスが発生します。

逆に足首が硬い場合は、着地時の衝撃を吸収できません。その結果、膝に負荷が集中します。

これは「主運動」と「副運動」の問題でもあります。

人の関節は、単純な曲げ伸ばしだけでなく、細かな滑りや回旋が連動しています。この副運動がうまく起こらないと、身体は無理な動きで代償します。

つまり、膝だけを見ていても根本原因は見えてこないのです。

FJA理論で考える「動きのエラー」と滑走障害

FJA理論では、痛みを“構造の破壊”ではなく、“動きのエラー”として捉えます。

例えばMRIで大きな異常がなくても、痛みが強い方はたくさんいます。逆に画像上問題があっても痛みがない方もいます。

これは、「どんな構造か」より、「どう動いているか」が重要だからです。

身体は筋骨格だけでなく、神経やファシアが連動して動いています。この滑走が乱れると、動作時に摩擦やストレスが発生します。

特にランニングでは、同じ動作を何千回も繰り返します。その中で小さな動きのエラーが積み重なることで、痛みとして現れるのです。

FJAではTFM・AFR・JICなどの評価を通して、どの動きでエラーが起きているかを細かく確認します。

単に「硬いところを揉む」のではなく、「身体が正常な反応を出せる状態」を作ることを重視しています。

筋肉・神経・ファシアの連動が崩れると痛みが起こる

身体は一つのユニットとして機能しています。

例えば、呼吸が浅くなるだけでも体幹の安定性は低下します。すると骨盤の動きが乱れ、最終的に膝へ負担が波及することがあります。

さらに姿勢が崩れると、血流やリンパ、脳脊髄液などの循環も悪くなります。

姿勢循環整体では、この「流れ」に注目しています。

流れが滞ると筋肉は緊張し、神経の働きも低下します。その結果、身体はさらに不自然な動きを強いられます。

つまり、痛みとは単なる局所トラブルではなく、「全身の循環と連動性の崩れ」のサインでもあるのです。

ランニングによる膝内側痛を改善するために必要なこと

まず重要なのは「痛みの場所」より「動きの評価」

多くの方は、「どこが悪いのか」を気にします。しかし本当に重要なのは、「なぜその動きになっているのか」です。

サキュレではまず、歩行・姿勢・股関節の動き・足首の連動性などを細かく確認します。

実際に膝を触らなくても、「そこに負担が集まる理由」が見えてくるケースは少なくありません。

例えば、片脚立ちで骨盤が崩れる方は、走行時も膝へ大きな負担がかかっています。

原因を正しく評価しないまま施術しても、その場しのぎになりやすいのです。

姿勢循環整体で全身バランスを整える理由

姿勢循環整体では、「局所だけでなく全身を整えること」を大切にしています。

身体は重力に適応しながら生きています。そのため姿勢が崩れると、筋肉・内臓・神経・循環すべてに影響が出ます。

例えば猫背になると呼吸が浅くなり、骨盤の動きも低下します。するとランニングフォームも崩れ、膝へ負担が集中します。

サキュレでは、全員に共通した“整える順番”があります。

まず循環を整え、身体が自然に反応できる状態を作り、その上で細かな関節や滑走性を調整します。

強く矯正するのではなく、「身体が本来戻ろうとする力」を引き出すことを重視しています。

休むだけでは再発する理由とは

「痛いから休む」という判断は大切です。しかし、休むだけでは再発する方が非常に多くいます。

なぜなら、身体の使い方が変わっていないからです。

一時的に炎症が落ち着いても、同じフォーム・同じ姿勢・同じ動きのエラーが残っていれば、再び負担が蓄積します。

実際、「数週間休んで再開したらまた痛くなった」という相談は非常に多くあります。

根本改善には、“炎症を抑える”だけではなく、“なぜそこに負担が集まったのか”を改善する必要があります。

実際に多い改善パターンと患者さんの変化

30代女性ランナー|階段で痛かった膝が改善したケース

30代女性の患者さんで、「ランニング後から階段で膝内側が痛む」というケースがありました。

整形外科では鵞足炎と言われ、湿布と安静を指示されましたが改善せず来院されました。

評価すると、股関節の回旋制限と足首の可動性低下が強く見られました。さらに骨盤の安定性も低下しており、ランニング時に膝へ過剰なねじれストレスが発生していました。

施術ではまず姿勢循環整体で全身の循環を整え、その後FJAで股関節と下腿の滑走性を調整しました。

すると数回の施術で階段痛が軽減し、その後ランニングも再開できるようになりました。

フォーム改善だけで治らなかった理由

最近はSNSや動画でフォーム改善情報が増えています。しかしフォームだけ変えても改善しない方は少なくありません。

なぜなら、身体がその動きに対応できる状態ではないからです。

例えば股関節が硬い状態でフォームだけ変えても、身体は結局どこかで代償します。

重要なのは、「正しいフォームを取れる身体環境」を作ることです。

そのためには筋肉だけでなく、関節・神経・ファシア・循環すべてを含めて整える必要があります。

局所治療と全身調整を組み合わせる重要性

もちろん痛い場所へのアプローチも必要です。しかし局所だけでは不十分です。

サキュレでは、FJAによる局所調整と、姿勢循環整体による全身調整を組み合わせています。

局所で動きのエラーを改善しながら、全身の循環と重力バランスを整えることで、改善が安定しやすくなるのです。

これは「部分」と「全体」を両方見る考え方です。

身体はつながっているからこそ、全体から見る必要があります。

膝の内側の痛みを悪化させないために大切なこと

無理に走り続けるリスク

「せっかく習慣化したから休みたくない」と無理をする方は多くいます。

しかし、痛みを我慢して走り続けると、フォームはさらに崩れます。

すると膝だけでなく、股関節や腰まで痛みが広がることがあります。

早い段階で身体の状態を見直すことが、結果的に早期改善につながります。

セルフケアだけでは限界があるケース

ストレッチや筋トレは大切です。しかし自己流だけでは改善しないケースもあります。

特に滑走障害や神経制御の問題は、自分では気づきにくい部分です。

「頑張ってケアしているのに治らない」という方ほど、一度専門的な評価を受けることが重要です。

医療機関受診が必要なケースとは

  • 強い腫れがある
  • 夜間痛が強い
  • 安静時も痛む
  • 膝がロックする
  • 急激に悪化した

こうした場合は、まず医療機関での検査が必要です。

安全性を最優先にしながら、その上で機能的な問題を評価していくことが大切です。

膝の痛みについて詳しくはこちら

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