背中の痛みが右側の上に出る原因とは?改善法と再発予防を解説

背中の右側の上が痛くて、仕事や家事に集中できないという経験はありませんか。

「朝起きると痛い」「デスクワークをしていると痛くなる」「マッサージを受けると少し楽になるけれど、またすぐ戻ってしまう」という方は少なくありません。

実際に武庫之荘駅前整骨院サキュレにも、右上の背中の痛みでお悩みの方が多く来院されています。しかし、検査では異常が見つからず、湿布やマッサージだけでは改善しないケースも少なくありません。

当院では施術歴20年以上、8万回以上の施術経験の中で、背中の痛みを単なる筋肉のコリとしてではなく、「身体の動きのエラー」として評価しています。FJA(Functional Joint Approach)の考え方では、痛みは構造の異常だけではなく、関節・神経・筋膜(ファシア)の連動がうまく機能しなくなった結果として生じることが多いと考えています。

この記事では、背中の痛みが右側の上に出る原因、改善方法、そして再発を防ぐために大切な考え方について詳しく解説します。

背中の痛みが右側の上に出るときによくある症状

家事や仕事で痛みが強くなる

背中の右上に痛みが出る方の多くは、日常生活の中で症状が悪化する傾向があります。

特に洗濯物を干す動作や掃除機をかける動作、パソコン作業などでは肩甲骨周囲に大きな負担がかかります。長時間同じ姿勢を続けることで筋肉だけでなく神経やファシアの滑走性も低下し、痛みが出やすくなります。

実際に来院された40代女性の患者様は、デスクワークが増えてから右肩甲骨の内側が痛くなり、仕事終わりには背中全体が重だるくなる状態でした。検査をすると肩甲骨だけでなく胸郭の動きも制限されており、背中の筋肉だけが原因ではありませんでした。

肩甲骨の内側がズキズキ痛む

右上の背中の痛みで最も多いのが肩甲骨内側周辺の症状です。

多くの方は筋肉が固まっていると思われますが、実際には肩甲骨と肋骨の間の滑走障害が関係していることがあります。

肩甲骨は本来、肋骨の上を滑るように動いています。しかし姿勢の崩れや繰り返しの負担によってこの動きが失われると、一部の筋肉ばかりが頑張る状態になります。その結果として慢性的な痛みや張り感が生じます。

呼吸や姿勢によって痛みが変化する

背中の痛みが呼吸や姿勢で変化する場合、胸郭の機能低下が関係していることがあります。

人は1日に約2万回呼吸をしています。胸郭が硬くなると呼吸が浅くなり、肩や背中の筋肉に余計な負担がかかります。

特に猫背姿勢では肋骨の動きが制限され、肩甲骨の位置も変化します。その状態が続くことで右上背部にストレスが集中し、痛みが出やすくなります。

背中の痛みが右側の上に出る原因とは

筋肉だけでは説明できない痛み

背中の痛みは筋肉が硬いから起こると思われがちですが、それだけではありません。

筋肉が硬くなるのは結果であり、その背景には関節の動きや神経制御の問題が存在することがあります。

当院では主運動だけでなく、副運動と呼ばれる微細な関節運動も評価します。関節が本来の動きを失うことで筋肉に過剰な負担がかかり、結果として痛みが生じるケースが非常に多く見られます。

肩甲骨と胸郭の動きのエラー

FJA理論では、痛みを「動きのエラー」として捉えます。

例えば腕を上げる動作では肩関節だけでなく肩甲骨、鎖骨、胸郭が協調して動かなければなりません。

しかし胸郭が硬い状態では肩甲骨の動きが制限され、一部の組織に負担が集中します。この状態が長期間続くことで慢性的な背中の痛みへと発展します。

構造の問題よりも、どのように動いているかを見ることが重要なのです。

神経やファシアの滑走障害

神経は身体の中を滑るように移動しています。

ファシアも同様に組織同士をつなぎながら滑走しています。この滑りが悪くなると痛みや違和感が発生します。

当院ではTFMやAFRといった考え方を用いて、筋肉だけでなく神経やファシアの状態も評価します。

「レントゲンでは異常なし」と言われても症状が続く場合、この滑走障害が関与していることが少なくありません。

なぜマッサージをしても再発するのか

痛い場所だけを施術している

多くの場合、痛い場所を揉むだけでは根本的な解決になりません。

一時的に血流が改善して楽になることはありますが、原因となる動きの問題が残っていれば再び負担がかかります。

実際に「その日は楽だけど翌日には戻る」という方は非常に多く来院されます。

原因となる動作が評価されていない

背中の痛みは結果であって原因ではないことがあります。

腕を上げる動作や歩行、呼吸などを評価しなければ、本当の問題は見つかりません。

当院では主運動、副運動、滑走性、神経制御を確認し、どの段階でエラーが起きているのかを分析します。

身体全体の連動が整っていない

局所だけを整えても、全身の連動が崩れていれば再発しやすくなります。

例えば骨盤の位置が崩れることで胸郭や肩甲骨にも影響が及びます。

身体はすべてつながっているため、一部分だけを見るのではなく全体を評価する必要があります。

背中の痛みを改善するために大切なこと

まずは危険な病気を除外する

安全性は何よりも重要です。

内臓疾患や重篤な病気が疑われる場合には、まず医療機関で検査を受ける必要があります。

そのうえで筋骨格系の問題が考えられる場合には、適切な評価と施術を行います。

動きの評価から原因を見つける

当院では痛みの場所だけを見ません。

呼吸、歩行、肩甲骨の動き、胸郭の可動性などを総合的に評価します。

痛みが出ている部分と原因がある部分は異なることが多いためです。

局所調整と全身調整の両立

FJAによる局所調整と姿勢循環整体による全身調整は役割が異なります。

FJAは細かな動きのエラーを修正し、姿勢循環整体は全身の流れやバランスを整えます。

細部を整えてから全体を整えることで改善が安定しやすくなります。

背中の痛みを繰り返さないための再発予防

姿勢を支える呼吸機能を整える

呼吸は姿勢を支える重要な機能です。

呼吸が浅くなると首や肩、背中の筋肉に余計な負担がかかります。

胸郭がしっかり動く状態を維持することが再発予防につながります。

歩行と身体の循環を改善する

歩行は全身の循環を促進する最も基本的な運動です。

筋肉だけでなく静脈やリンパの流れも改善しやすくなります。

身体は動くことで整うという側面があります。

痛みが出にくい身体の使い方を身につける

一時的な改善ではなく、日常の動作そのものを変えることが重要です。

立ち方や座り方、物の持ち上げ方などを見直すことで負担は大きく減らせます。

正しい動きが身につくことで再発リスクも下がります。

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