巻き爪 症状の説明

症状の説明

巻き爪のメカニズム

巻き爪とは、何らかの原因により徐々に爪が丸く巻いてしまうことです。

皮膚に食い込み炎症を起こすと、激しい痛みを引き起こします。

 

進行すると指先が化膿や出血するようになり、激痛で歩行困難になる方もいます。

重症化すると、さらに炎症が激しくなり、しこりのように腫れて『肉芽腫』になってしまう事があります。

巻き爪の種類

【湾曲爪(わんきょくそう)】

皆さんがイメージする巻き爪に最も近いのがこの湾曲爪です。

これは爪の両端が内側に巻くように変形した状態です。

爪が全体に巻いていて、ひどい時は爪の両端がくっついて先の方が円を描くようになります。

一般的には、爪の間違った切り方や、先が尖ったりサイズの合わない靴を日常的に履かれている事で起こると言われています。

窮屈な靴を履くことで、靴と足指によって爪が両端から押されるので、皮膚を挟み込むように内側に巻いてしまいます。

足の親指に置きやすいですが、他の指趾爪にも生じることもあります。

 

【陥入爪(かんにゅうそう)】

パッと見た感じでは巻いてないように見えることもあるタイプの巻き爪です。

爪が「コの字」や「鋭角にカクッと曲がって」その周囲の皮膚に食い込みます。

組織が傷ついて炎症を起こし、腫れや痛みを起こします。赤く腫れたり、肉芽が盛り上がってりしてくることがあります。

一般的には、深爪がきっかけになると言われています。

爪を短く切りすぎると爪の抑えがきかなくなり、皮膚が上に隆起してしまいます。

その痛みを和らげるために爪を深く切り、そのせいでさらに重症化させてしまう方が多く見受けられます。

また外反母趾などの足の変形があると爪が横や斜めからの圧力を受けやすくなり、それに押されて爪が内側に巻いていきます。

このタイプは爪の片側だけ刺さっている人が多いです。

パッと見で確認しづらく気が付いたときにはかなり進行してしまっているというケースも多いです。

そのため、炎症がひどくなってしまう方も少なくありません。

 

【爪甲鈎弯症(そうこうこうわんしょう)】

爪全体が上に重なり、分厚く、硬くなった状態が進行して、爪がタカやワシのように鉤形に湾曲する状態のことです。

爪の色が黄色や黒い濁った色に変色します。

このタイプは過剰に指先に体重をかけている方に多く見られます。

継続的な過剰圧力から爪を守ろうと、伸ばすことよりも爪を厚くなるように強化していきます。

爪が厚くなって正常に伸びることができなくなると、爪の下に新たな爪が伸びて層状に重なっていくのです。

何層にも重なった爪は、厚いために靴にぶつかり痛みが出たり、爪が指に食い込んだりします。

そうなると歩行が困難になったり、日常生活に支障をきたしたりするようになります。

 

 

このように巻き爪にも様々な種類があり、それぞれ施術法が全く違います。

何が「原因」で巻き爪として現れているのか?

 

ここをしっかり見つけておかなければ、再発してしまうのが巻き爪の大きな特徴です。

 

整体院サキュレ