逆流性食道炎の原因の統計を6年間に渡り当院で計測したところ、3つの共通点があることがわかっています。
1.自律神経の乱れ
自律神経と逆流性食道炎って関係あるの?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
例えば、「ストレスがかかると胃に穴が開く」というのは聞いたことがありませんか?
ストレスがかかってしまうと交感神経が優位になり、胃の働きが抑えられ、消化吸収する力が低下します。
この働きが活性化されると胃もたれや消化不良が起こります。
逆流性食道炎が発症する時は、長期間や極度のストレスがかかっていたという方が多いように、逆流性食道炎と自律神経には深い関係があります。
自律神経に問題があるのにも関わらず、胃や食道の部分だけを見てしまうと改善は難しくなってきます。
2.内臓の疲労
逆流性食道炎の方に見られるのが内臓の疲労です。
胃や腸と「逆流性食道炎」の関連性はイメージしやすいと思います。
内臓は疲労すると、硬くなったり重くなったりする性質があります。
お腹を触ってみてください。硬くなってはないでしょうか?
これは「腹圧が上がっている」という状態です。
こうなると内臓の働きが悪くなり、消化する力が低下してしまいます。
人間の身体は本当にうまく出来ています。
消化することに疲れた胃を休めるために、防御反応として、胃酸を逆流させ、胃に食事を入れないようにするのです。
3.骨格の歪みが起こす横隔膜の問題
骨格と逆流性食道炎の関係性はイメージしにくいかもしれません。
しかし、おクスリを続けても解決しない逆流性食道炎の方には、必ず見られるポイントです。
背骨や肋骨などの歪みがあると、姿勢が丸く悪くなります。
そのせいで
- 内臓に継続的な圧迫がかかり続ける
- 呼吸が浅くなる
という2つの問題が起こります。
正常な状態だと、胃と食道の間にある「食道括約筋」が呼吸筋の「横隔膜」の影響を受けて締ることで、逆流しないようになっています。
しかし、姿勢が崩れてしまっている方は、呼吸が浅くなることで横隔膜の働きが低下します。
そうなると食道括約筋がうまく締まらず、胃酸が逆流してしまうのです。
上記のことから、逆流性食道炎を改善するためには専門の施術を行うことが必要となってくるのです。
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整体院サキュレでございます。