■ 記事本文構成
1. 六十肩とは?
・「肩関節周囲炎」や「癒着性関節包炎」との違い
・四十肩・五十肩との呼び方の違いと本質的な症状の共通点
2. 症状と進行のパターン
・初期(急性期)の激しい痛みと夜間痛
・拘縮期(動かしにくい・可動域が狭くなる)
・回復期(徐々に痛みが引いてくる時期)
・両肩に出るケースや再発についても補足
3. 自宅でできるセルフケアと注意点
・急性期:無理な運動は控える、アイシングなど
・拘縮期:軽いストレッチや温める対策
・やってはいけないセルフケア(強いマッサージ、激しい運動)
4. 医療機関での検査と施術内容
・問診と触診の流れ
・画像検査(MRI、エコーなど)の必要性
・リハビリ、ハイドロリリース、マニピュレーションといった主な選択肢
5. 再発予防と日常生活での工夫
・姿勢改善と肩への負担軽減
・デスクワークや家事での注意点
・適度な運動習慣と睡眠の質の確保
1.六十肩とは?

「最近、腕を上げると肩にズキンと痛みが…もしかしてこれが“六十肩”?」
そんなふうに感じている方も多いのではないでしょうか。
六十肩とは、いわゆる肩の動きが悪くなり、痛みを伴う症状の総称で、医学的には「肩関節周囲炎」や「癒着性関節包炎」と表現されることがあると言われています(引用元:https://kumanomi-seikotu.com/blog/3838/)。
肩関節周囲炎や癒着性関節包炎との違い
「肩関節周囲炎」とは、肩周囲の筋肉・腱・関節包などが炎症を起こすことにより、肩の可動域が制限される状態を指します。
「癒着性関節包炎」はその中でも、特に関節包が癒着し“凍結肩”とも呼ばれる動かしづらさが強く出る状態です。
いずれも肩の痛みや可動制限を伴い、急性期には強い炎症と痛みが現れ、慢性期には動かしづらさが続くという経過をたどることが多いとされています。
四十肩・五十肩との呼び方の違いと共通点
「四十肩」「五十肩」「六十肩」という言葉は、実は症状自体に大きな違いはないと言われています。年齢によって呼び方が変わっているだけで、基本的な状態は同じ。つまり、すべて「肩関節周囲炎」の一種という理解が一般的です。
ただ、加齢に伴い筋肉や関節の柔軟性が低下することから、六十代以降に発症する場合は、回復までに時間がかかるケースもあるとの指摘もあります。
そのため、「年齢のせいだから仕方ない」と我慢するのではなく、早めにケアを始めることが望ましいと言えるでしょう。
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2.症状の進行は3段階に分かれる

初期(急性期):強い痛みと夜間痛に悩まされる
「夜になるとズキズキして眠れない…」そんな声が多いのが、この初期段階です。
肩関節に炎症が起き、特に夜間に痛みが強まる傾向があると言われています(引用元:https://kumanomi-seikotu.com/blog/3838/)。
動かすだけでも激痛が走るため、日常動作がかなり制限されます。
拘縮期:肩が動かしづらくなる
急性期の痛みが少し落ち着いたかと思うと、次にやってくるのが「動かせない」「服を着るのもひと苦労」と感じるこの時期です。
肩の可動域が狭まり、無理に動かすと痛みがぶり返すこともあるため注意が必要とされています。
この段階では無理なストレッチや運動は控えたほうがよいでしょう。
回復期:少しずつ痛みが和らいでくる
時間とともに痛みが和らぎ、「あれ?ちょっと動かせるかも」と感じるようになるのが回復期です。
この段階では、焦らず体と相談しながらリハビリやストレッチを始めていくことがすすめられています。
無理なく、継続的なケアが鍵です。
両肩に出るケースや再発について
肩の痛みは片側だけと思われがちですが、実は両肩に同時に出るケースや、片方が治ったと思ったらもう片方に症状が出ることも報告されています。
また、再発する場合もあるため、普段から姿勢や生活習慣を整えておくことが大切だと言われています。
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3.自宅でできるセルフケアと注意点

急性期は「安静」と「冷却」が基本
「ズキズキしてツライ…動かしていいのかな?」と不安になる方も多いですが、急性期は無理に動かさないことがすすめられています。
特に痛みが強い間は、肩を安静に保ち、氷や冷却ジェルなどでアイシングを行うことで炎症が落ち着くとされています(引用元:https://kumanomi-seikotu.com/blog/3838/)。
この時期にストレッチをしてしまうと、かえって痛みが悪化する可能性があるため注意が必要です。
拘縮期は「温める+軽いストレッチ」
「痛みは少し落ち着いたけど、肩が全然動かない…」と感じるのが拘縮期。
この段階では、体を冷やすよりも温めて血流をよくするほうが効果的だと言われています。
入浴や蒸しタオルで温めてから、軽いストレッチを取り入れることで、徐々に可動域の回復を目指せると考えられています。
ただし、痛みが出るような無理な動きは避けてください。
やってはいけないセルフケアとは?
つい自己流で強めのマッサージをしたり、肩をぐるぐる回してしまう方もいますが、これはNGです。
特に炎症が残っている時期に強く押したり動かしたりすると、筋肉や関節にさらなる負担がかかってしまうおそれがあります。
また、ネットで見た体操をそのまま真似するのも、今の状態に合っていない場合は逆効果になることもあるようです。
気になる場合は、専門の施術者に相談してみるのが安心です。
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4.医療機関での検査と施術内容について

問診と触診で状態をしっかり確認
「病院に行ったら何をされるのか不安…」そんな声もありますが、来院時はまず問診で、いつからどのような痛みがあるかを詳しく伝えることが重要です。
そのうえで、医師や施術者が肩の動きや痛みの出方を手で確認する“触診”を行うことで、症状の傾向や進行具合を把握していく流れとなっています(引用元:https://kumanomi-seikotu.com/blog/3838/)。
画像検査で内部の状態を可視化
症状が長引いていたり、他の病気との区別が必要な場合には、MRIやエコーといった画像検査が選択されることもあると言われています。
特にエコー検査は体に負担が少なく、炎症や石灰化の有無を確認しやすいとされており、四十肩・五十肩の評価に役立つことが多いようです。
主な施術法にはリハビリやハイドロリリースも
「じゃあ、どんな方法で改善を目指すの?」という点も気になるところです。
一般的には、温熱や電気を使ったリハビリ、関節周囲の癒着を軽減する目的で行われるハイドロリリース、手技による可動域改善のためのマニピュレーション(徒手療法)などが施術の一例として挙げられます。
それぞれ症状の状態に応じて選ばれるため、自己判断せず専門家の説明をよく聞くことが大切です。
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5.再発予防と日常生活での工夫

「一度よくなっても、また痛くなるのでは?」と不安に思う方も多い五十肩・四十肩。実際、生活習慣の見直しが再発予防のカギになるとも言われています。
ここでは、日常で気をつけたいポイントをわかりやすくまとめてみました。
姿勢改善と肩への負担軽減
まず意識したいのが、ふだんの姿勢です。猫背や巻き肩のままで長時間過ごしていると、肩関節にかかる負担が増え、筋肉の緊張や血流の滞りにつながることがあると指摘されています。
たとえば座るときに腰の後ろにクッションを入れて骨盤を立てる、パソコンのモニターは目線の高さに調整するなど、ちょっとした工夫が肩への負担軽減になるそうです(引用元:https://kumanomi-seikotu.com/blog/3838/)。
デスクワークや家事での注意点
「一日中パソコンに向かっている」「買い物袋を片手で長く持つ」など、無意識のうちに肩にストレスがかかっている場面は意外と多いもの。とくに長時間同じ姿勢が続くと、筋肉が硬くなりやすいと言われています。
30分ごとに肩を回す、両腕を上に伸ばすなど、簡単なリセット動作を取り入れることがポイントです。
家事の場合も、片手だけで重い鍋を持ち上げるのではなく、両手を使うことを意識すると負担が分散しやすいようです。
適度な運動習慣と睡眠の質の確保
五十肩・四十肩の再発防止には、“休めすぎないこと”も大切だと考えられています。
もちろん無理をして痛みが強くなるのは避けたいですが、軽いストレッチや肩甲骨を動かす体操を習慣にすることで、可動域の維持に役立つとも言われています。
また、質の高い睡眠も回復力に関係してくるそうです。就寝前のスマホ使用を控える、ぬるめのお風呂でリラックスするなど、眠りやすい環境を整えることも再発予防の一環になるかもしれません。
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記事監修者

武庫之荘駅前整骨院サキュレ
院長 加納芳郎
【臨床経験18年】
人の体の治癒能力を向上させる施術をモットーとしています。本人が気づいていない痛みやしびれの原因を理解してもらい、内臓や自律神経なども調整することでその人の体を本来の自然な状態にすることを得意としています。
2014年「武庫之荘駅前整骨院サキュレ」開院。これまで延べ臨床数126,239名。
【保有資格】
鍼灸師・柔道整復師・小林式矯正術・疲労回復協会認定整体師・オステオパシー・神経整体・真体療法・内臓調整・クラニアルテクニック・自律神経整体・KenYamamotoテクニック・ゆるかかと歩きなど
お電話ありがとうございます、
整体院サキュレでございます。