50肩 原因とは？突然肩が上がらなくなる理由と放置リスクを専門家が解説

実は、日常の姿勢や動かし方も大きな要素です。デスクワーク中心の生活や、肩をあまり使わない習慣が続くと、関節の動きが狭くなりやすくなります。「最近、腕を上まで上げる動作をしていないかも」と感じたら要注意。こうした積み重ねが、50肩のきっかけになることもあります。

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「一日中パソコン作業で、気づいたら肩がガチガチ…」
こんな生活が続いていませんか。デスクワークやスマホ操作が長い人は、腕を前に出した姿勢が習慣になりやすく、肩関節の動きが小さくなりがちです。実際、「肩を大きく回す動作、最近してないかも」と話される方も少なくありません。動かす範囲が狭い状態が続くと、関節まわりの負担が積み重なりやすくなります。

「運動はほとんどしていないですね…」
そう答える方も多い印象です。肩は日常生活の中で意識して動かさないと、可動域が徐々に減りやすい部位です。特に、腕を上に上げる・後ろに回すといった動作を避ける生活が続くと、動かしづらさを感じやすくなることがあります。無理な運動は必要ありませんが、動かす機会が少ない状態が続く点は一つの特徴と言えそうです。

「昔、肩を痛めたことがあるんです」
このような背景を持つ方も注意が必要です。過去のケガやスポーツ、仕事での使いすぎによって、肩まわりに負担が残っている場合があります。その違和感をかばう動きが習慣化すると、知らないうちに肩全体のバランスが崩れ、結果として50肩につながるケースも見られます。

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「最近、痛みは少しマシなんです。でも腕が上がらなくて…」
こうした声は意外と多く聞かれます。50肩は、痛みのピークを過ぎると一見落ち着いたように感じることがあります。ただ、そのまま様子を見ていると、痛みは軽くなったのに動かしづらさだけが残るケースも少なくありません。本人としては「改善してきた」と思っていても、肩の可動域が狭いまま固まってしまうことがあるため注意が必要です。